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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。
スウェーデン紀行(1)ラップランド編
キルナは、Norrbotten地方に位置し、約1万9000人が住んでいる。ラップランドにおいて最も有名な町である。
キルナの主な産業は鉱業である。この地方では鉄鉱石が多く採掘され、現在鉱業は発展産業であり、キルナはスウェーデンの中で最も早いスピードで発展している都市に数えられている。しかし鉄鉱石採掘に伴い、地盤沈下の問題が起こった。そのため2004年には、キルナの中心地を移設することが決定された。キルナ自体が北西に移動することになったのだ。
近年、キルナ地方の鉱業への依存を減らそうという動きが活発になり、現在はスウェーデンにおける宇宙開発の中心地となっており、ここから衛星も打ち上げられている。
キルナには様々な観光アトラクションがある。その一つが、キルナにある教会である。
この教会は1907年に建てられ、スウェーデンにある最も大きな木造の建物に数えられる。
またアイスホテルも訪れる観光客を魅了する。
アイスホテルはキルナのJukkasjarviという地域にある。ホテル内部はすべて氷で作られている。
また、ホテルの中には小さなチャペルもあり、結婚式を行うことができる。花嫁のウェディングドレスには肩を覆うファーが着いている。
更に、ホテル内にはアイスバーもあり、強いお酒をアイスで作られたコップで飲むことができる。
アイスホテルはできれば記念に一度泊まってみたい気もするが、何しろ値段が高い。最低でも一泊1万5000円以上、スイートになると10万近くする部屋もある。
オーロラを見るエクスカージョンといったアクティビティも用意されているが、それも参加費用が一人2万以上と、かなり高額である。アイスバーは実はストックホルムにもあるが、ラップランドのアイスホテル内の方がラウンジもあって、くつろぎやすいと思う。
ラップランドではトナカイは毛皮に使用される以外に、食用として用いられる。私がラップランドに行ったときには、トナカイの肉を煮込んだスープを食べた。また、ラップランドにある市場に行くと、トナカイの肉が色々な形で売っている。サンドイッチにはさむ用に乾燥させたものから、本当に肉の塊で売っていたりもする。
また、スノーモービルもラップランドでの楽しいウィンタースポーツだろう。基本的には二人乗りである。かなり深い雪の中をかなりのスピードで進んでいくことができるが、溝に落ちて雪にはまるとなかなか抜け出せないので要注意である。
◆まとめ◆
ラップランドはスウェーデン人でも行ったことがない人が多い。
ストックホルムからは飛行機で約2時間、鈍行列車だと約16時間かかる。冬に行くと気温はマイナス10度から30度くらいの極寒である。景色もストックホルムやヨーテボリなどのスウェーデンの代表的な町とはかなり異なる。冬は日が昇るのが遅く暮れるのが早い。
また、私が行ったときは見ることができなかったが、オーロラも冬の寒い、雲のない夜には見ることができるらしい。しかし確実に見ることができるということではないから、運によるだろう。しかしオーロラを見ることができなくても、ラップランドはかなり楽しい。
アイスホテルの見学やアイスバーはもちろん、ラップランドでしかできないウィンタースポーツを満喫できる。
そして雪に覆われた山々の壮大な自然が私は一番印象に残っている。

