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ヨーロッパ高齢者事情研究のため、2007年2月ストックホルムシニアライフ研究所を開設しました。
現地から最新の高齢者事情をレポートします。
スウェーデン紀行(2)食べ物編

スウェーデンは決して美食で有名な国ではない。
スウェーデン料理は結構味付けがシンプルなものが多い。伝統的な味付けとしては塩とこしょうだけ。
しかしスウェーデンにはなかなかびっくりするような食べ物も多い。慣れるのに時間がかかる人は少なくないかもしれない。
ここでは、代表的なスウェーデン料理から、少しぞっとするようなスウェーデン料理を紹介しようと思う。
◆ミートボール◆
これはまさしくスウェーデンの代表料理である。
ミートボールは日本でもおなじみだが、スウェーデンの違うところは北欧で育つリンゴンベリー(こけももの一種)のジャムをかけて食べるのが伝統的。写真にあるように、ミートボールの横にそえてあるのがリンゴンベリージャムである。初めての人はたいていびっくりする。しかし慣れると実はとてもおいしい。リンゴンベリーはそこまで甘くないのでミートボールとよくマッチしている。
◆ピースープ(えんどう豆のスープ)◆
スウェーデンのエリック14世王が16世紀、木曜日にこのピースープとパンケーキを食べる習慣があたことから、木曜にはピースープとパンケーキがセットでランチメニューになっているレストランが多い。
ちなみにエリック14世はこのピースープに毒を盛られて亡くなった。
◆ブラックプディング(黒いプリン)◆
スウェーデンで普通に食べられているのが、英語でブラックプディングと呼ばれるこの食べ物である。
原材料は豚の血と小麦粉、水などらしい。1キロで約150円から200円くらいと、かなり安い。塊で買い、薄くスライスしてフライパンで焼く。それに、これまたリンゴンベリージャムをかけて食べる。
味は意外とおいしく、栄養価も高いので貧乏学生の朝食にお勧めである。
◆ジンジャークッキー◆
スウェーデンの代表的おかしである。紅茶によく合い、とてもおいしい。
クリスマスにはジンジャークッキーにトッピングで字や絵を描いたりする。
また、ジンジャークッキーで家をつくるのも一般的である。 
◆スウェーデンの行事と伝統料理◆
スウェーデンでは中国・タイ料理とならんで日本食が非常に人気である。ストックホルム市内には寿司レストランや日本食レストランが多くある。
また他のヨーロッパの国と同様にトルコ料理のケバブがファーストフードとして定着している。このように外国の料理が人気を博しているスウェーデンだが、それぞれの行事においてはスウェーデンの伝統料理・おかしを作って食べる習慣はまだ根強い。
例えば、6月にはmid summer partyがあり、その日は1年で一番太陽が出ている時間が長く真夜中でもだいぶ明るいので、人々は田舎の別荘に行き、一晩中外に出てお祝いする。その際に食べるのがシルと呼ばれるニシンをビネガーにつけたものだ。それをパンや、ゆで卵の脇において食べる。また、スナップスと呼ばれる非常にアルコールの強いお酒を、歌を歌いながら飲む習慣もある。
8月にはクレイフィッシュパーティ(ざりがにパーティ)があり、家族でざりがにを食べる。えびのような味がしておいしい。しかし北欧のざりがには値段が高いらしく、現在では中国から主に輸入されているらしい。 
クリスマスにはレストランや船の中でバイキングのクリスマステーブルがあり、テーブルの上にはスウェーデンの料理、ケーキが並ぶ。サーモンやえび、ニシン、など伝統的な食べ物が多い。
◆まとめ◆
ここでは日本人にはあまりなじみのないスウェーデン料理を紹介した。
しかし前にも少し触れたが、移民の多いスウェーデンにはかなり多くのアジア料理やヨーロッパ大陸のほうの料理、アフリカ、メキシコ料理が入ってきている。
家庭で料理を作るにしても、中華やカレー、タコス、パスタといったスウェーデン以外の料理を作ることが多い。
旅行でスウェーデンに行っても、スウェーデン料理を食べることができるレストランを探すのは簡単ではないだろう。代表的なスウェーデン料理にしても、リンゴンジャムを肉にかけるといった習慣はそうすぐには受け入れにくい。
しかしそれでも慣れると、スウェーデン食にかなり愛着がわいてくる。
スウェーデンに行かれる際にはぜひお試しを!!

